音痴矯正トピックス | 最後の砦ボーカルスクール - Part 2

歌える裏声を開発する。

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音痴矯正の第二段階として、歌える裏声を開発するということがあります。前回述べたピュアファルセットが安定して出せるようになったら、少しだけこれに地声を混ぜることによって切れ切れだった裏声がメロディーを滑らかに歌える裏声に変身します。ここまでくればかなりの進歩といえます。この歌える裏声のことをコーディネイトファルセットと言い、女性などはこれだけで歌を歌うことも可能です。これは女性の声の性質として裏声の音域が広いということが関係しています。次回は男性と女性の裏声と地声の発達の差について書いてみます。

裏声の開発の仕方。

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音痴矯正の最初の段階で重要になるのが裏声を出すということです。裏声を出せるようにするには、輪状甲状筋を効率よく鍛えることが出来るピュアファルセットが出せることが必要になってきます。この息漏れのあるファルセットが出せるようになると、輪状甲状筋が鍛えられ、音程をしっかりとることの準備が整ったといえます。中にはなかなかこのピュアファルセットを出すことが苦手な人がいますが根気よく取り組んでいくことが、歌上手への近道です。

地声の役割。

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裏声に対して地声の役割ですが、地声は歌唱において低音域を担い性格的には力強さを持っています。現在発声練習の主役はこの地声です。しかし、地声だけ練習していても高音域は出るようになりません。それは神経回路を考えてみても明白なことです。地声は下喉頭神経の支配にあり、裏声は上喉頭神経の支配下にあります。ゆえに地声だけを鍛えていても声帯を閉鎖する機能しか強化されずこのまま高音域を鍛えていくと、声帯に無理を与え、声帯ポリープなど喉の病気になる恐れもあります。ですから、声を鍛える際は裏声と地声を混ぜ合わせるという考え方が重要になります。声は混ぜ合わせることにより、低音は力強くも柔軟さを持ち、高音は柔らかさの中にも力強さを持ち合わせていくのです。

裏声の役割とは。

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音痴矯正の際重要となる裏声のトレーニングですが、裏声の特徴とはどのようなものなのでしょうか。人間の声は二種類しかなく裏声と地声の二種類です。この二種類で高音域を発声するときに主役となるのが裏声です。そして、音色としては柔軟な印象を聞くものに与えます。現在の発声教育では忘れられているような状態にある裏声ですが、昔の歌唱教師は言っています。「生徒たちで高い声を出す能力に自分は見離されているといっているもの達は、稽古の最初の過程で裏声を鍛えることをしていなのだ」と。このように、昔の教師たちは地声だけでなく歌唱において裏声の重要性をはっきりと認識していたことが分かります。

歌うことは難しい?

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音痴の人にとっては歌うことはとても難しいことに感じられることでしょう。歌える人にとってはなぜ歌えないのかと理解できないでしょう。しかし、人間にとって歌うということは非常に難しいことなのです。人間の声帯は医学的には消化器官の一部と考えられており、鳥のように共鳴器官を持っている生物とは根本が異なります。人間の祖先と考えられているサルたちは話すことが出来ません。人間は立ち上がったことによって喉頭の位置が下がり音の加工ができるようになりました。サルは喉頭の位置が高く息が鼻に抜けてしまい、話すことが出来ません。このように喉の機能一つをとってみても、いかに話すこと、さらには歌うことが難しいかお分かりいただけるかと思います。ですから、歌うことが難しい方あきらめずに歌うことにチャレンジしてください。練習すれば上手になることも確かなのですから。

のどの筋肉とはNO,3

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音痴矯正の際にもう一つ重要になるのが、閉鎖筋と呼ばれる声帯を閉じる働きを持つ速筋群です。歌唱の際は声のボリュームなどを調整する働きを主ににないます。速筋とはヒラメの白身に代表されるように、短い時間に強い力を発揮する筋肉です。閉鎖筋は、伸展筋に比べて数も多く強力な力を発揮し、伸展筋とのバランスをうまくとらないと音程をうまくとることができず、歌が上手く歌えない状態になります。

のどの筋肉とはNO,2

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音痴矯正の際に重要になる伸展筋ですが、輪状甲状筋と呼ばれる持久筋です。持久筋とは、マグロの赤身に代表されるように一定の力を長く発揮することの出来る筋肉です。欠点は強い力を出すことが出来ません。歌唱の際は音程の高低を決める役割を主に担います。また、声帯を伸ばす筋肉はほぼ輪状甲状筋しかなく、この筋肉がうまく働かないと音痴と呼ばれる状態におちいる事になります。

のどの筋肉とはNO,1

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音痴矯正の時に重要になる筋肉として、一番最初にあげられるのは輪状甲状筋という声帯を伸ばす伸展筋です。この筋肉と必要になるのが、声帯を閉める閉鎖筋群です。この二つが共同して働くことによって、理想的な歌唱状態を確保することが出来ます。このどちらかが欠けても歌うことは出来ません。音痴と呼ばれる人たちは伸展筋が弱い人が大多数です。

音痴は腹式呼吸では治らない?

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音痴に限らず歌の基本は呼吸だといわれますが、これは一理あります。歌うことを口笛にたとえれば、呼吸なくして口笛は鳴りません。しかし、歌を歌う場合呼吸にばかりとらわれてしまうのは危険です。なぜなら、歌の主役は喉だからです。昔の歌の教師は弟子がどのように呼吸をすればよいか質問すると、「君が息の仕方を知らなければ今頃君は墓の下だよ」と言ったそうです。昔の教師は特殊な呼吸法など弟子に教えなかったのです。ゆえに音痴の矯正も喉の筋肉のトレーニングが中心となります。これは1700年代に行われていた歌のトレーニングに通じることです。事実この方法で、沢山の人が歌のある生活を手に入れています。

運動性音痴とは

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運動性の音痴とは、脳から出力された音楽に喉の筋肉が上手く反応せずに再現されない状態のことです。簡単に言えば、音源は正常でもスピーカーが壊れている状態です。これを直していくためには、まず喉の筋肉をしっかりと働くようにトレーニングしてあげることが先決です。腹式呼吸や音を出すイメージを使ってこれを調整しようとする方法が現在は主流になっていますが、なかなか効果が上がらないのが現実です。あくまでも、歌の主役は喉の筋肉なのです。