音痴の人にとっては歌うことはとても難しいことに感じられることでしょう。歌える人にとってはなぜ歌えないのかと理解できないでしょう。しかし、人間にとって歌うということは非常に難しいことなのです。人間の声帯は医学的には消化器官の一部と考えられており、鳥のように共鳴器官を持っている生物とは根本が異なります。人間の祖先と考えられているサルたちは話すことが出来ません。人間は立ち上がったことによって喉頭の位置が下がり音の加工ができるようになりました。サルは喉頭の位置が高く息が鼻に抜けてしまい、話すことが出来ません。このように喉の機能一つをとってみても、いかに話すこと、さらには歌うことが難しいかお分かりいただけるかと思います。ですから、歌うことが難しい方あきらめずに歌うことにチャレンジしてください。練習すれば上手になることも確かなのですから。